日本語教師になったばかりの頃、やる気が空回りして失敗したことはありませんか?
「今日の授業準備は完璧だ!」と思って授業に入っても、イメージ通りに進まなかったり…
この記事では、実際に日本語教師として働いているConomi、Seliがこれまでに経験した日本語教師の失敗談6選をご紹介します。
失敗を回避できる方法も併せて紹介するので、読んで損はありません。
授業中にヒヤヒヤしたくない!
という方は、ぜひ最後までお読みください。
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【オンラインレッスン】レベルチェックで失敗!|Conomiの場合
最初の失敗は「トライアルレッスンでレベルを正しく把握できなかった」です。
学習者さんの会話と文法のレベルに大きな差があることに気づけませんでした。
特にトライアルレッスンは短時間に設定されているプラットフォームが多いので、学習者さんのレベルを正しく把握するのは至難の業です。
レベルチェックの改善策は?
レベルチェックで使用するスライドの内容を変更しました。
具体的には、文法的なクイズだけでなく、自分の意見を答えてもらう質問も追加して、文章を作る力も見るようにしたんです。
その結果、学習者さんに合った授業が提供できるようになって、レッスンの継続率もアップしました。
・学習者さんのレベルを正しく把握することで、レッスン継続率もアップ!
・トライアルレッスンでは、文法事項だけでなく多方面からのレベルチェックが有効!
【対面授業】文字指導で失敗!その①|Seliの場合
2つ目の失敗は「言えている=書けると思ってしまった」です。
例えば、「じゅぎょう」という単語が言えていても、単語テストでは「ずぎょう」や「じゅうぎょう」などのミスがあったり…
特にカタカタになると、「チョコレート」が「チコョレト」「ジョクレトー」など、さらにミスが増えていきます。
文字指導の改善策は?
「なんとなく言えているからOK」という認識は禁物だと感じました。
適宜、正しい表記を見せたり、実際に書かせたりして、学生が正しい文字を意識できる機会を設けています。
・日本での大学進学や就職を考えている学生は特に注意!
・外来語は英語の発音と切り離して教えるのがGOOD!
【オンラインレッスン】宿題で失敗!|Conomiの場合
3つ目の失敗は「学習者さんに応じた宿題の量や内容がわからない」ということです。
私は宿題の有無は学習者さんに任せています。
学習者さんに「宿題は欲しいですか?」と聞くと、ほとんどの場合「お願いします」と言われるのですが
実際は準備した宿題をすることができない学習者さんも多かったんです。
宿題の改善策は?
1度「宿題をしたい」と言われた場合、こちらから「宿題を辞めますか?」とは聞かないようにしています。
その代わり、宿題の内容や量を調節してみたんです。
書くタイプのワークシートを読解に変えたり、読み書きの宿題を会話の準備(次回のレッスンで発表)に変えたり…
学習者さんのやりたいことや得意なことに応じて、宿題をカスタマイズするようにしました。
・「レッスン外でも勉強したい」という気持ちを尊重する!
・様々なタイプの宿題で臨機応変に対応!
【対面授業】文字指導で失敗!その②|Seliの場合
4つ目の失敗は「ひらがな・カタカナ・漢字の難しさを侮っていた」です。
書くのが難しいのはもちろんですが、読む時も「め」と「ぬ」、「カ」と「ヤ」、「ン」と「ソ」など区別しにくい文字がたくさんあります。
また、「漢字1文字の区切り」も学生にとっては難しいようです。
たとえば、「横」なのか「木黄」なのか、など…
文字(書く)指導の改善策は?
マス目のあるノートに書く練習をすると、1文字1文字の意識がしやすくなると思います。
レベルに応じて縦書きの練習も取り入れると、教師側もミスに気づきやすくなりますよ。
・パーツが似ていて区別しにくい字に要注意!
・漢字は部首の概念を意識させるとGOOD!
【オンラインレッスン】ペース配分で失敗!|Conomiの場合
5つ目の失敗は「ペース配分」です。
授業の理解度や、前回の内容をどれくらい覚えているかなどは個人差があると思うのですが、
最初は一人一人のペースに合わせて授業をするのがうまくいかないこともありました。
ペース配分の改善策は?
最初の頃は、事前に準備した内容通りに授業を進めていたのですが、今は学習者さんの理解度に応じて臨機応変に対応するようにしています。
グループレッスンで進度に差が出てしまう時は、ZoomやGoogleMeetのグループ分け機能を使って、理解が早いグループと遅いグループで違う指示を出すことも可能です。
・授業にイレギュラーはつきもの!臨機応変な対応が必要!
・ZoomやGoogleMeetの機能を上手に使いこなそう!
【オンライン授業】働き方の失敗!|Seliの場合
最後の失敗は「全レベルの授業をしようとしてしまった」ことです。
オンラインで働き始めた頃の失敗ですが、当時は文法からJLPT対策まで、様々な授業をオープンしていました。
学習者さんのレベルも初級から上級まで全て受け入れて、リクエストには全て答えようとしてしまったんです。
その結果、授業準備にばかり時間がかかってしまうし、同じ教材が繰り返し使えないのでクオリティは上がらないし…
ただただ疲弊していくだけでした。
働き方の改善策は?
レッスンの種類を絞って、できるだけ負担を増やさないようにしています。
また、レッスンのフォームを決めると失敗が次に活かせるので、レッスンのクオリティを上げることも可能です。
・オンラインレッスンは自分の得意分野だけでOK!
・自分のできることを把握し、質の高い授業を提供することが大切!
日本語教師になるには?
日本語教師になるためにはいくつかの方法がありますが、実践的な力を身につけたい方には「養成講座」の受講がおすすめです。
講座内で実習をする機会もあるので、実際に働き始める前に模擬授業が行えるのは大きなメリットになります。
半年で修了できるコースもあるので、興味がある方はぜひ資料請求をしてみましょう。
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まとめ|失敗後の改善が重要!
この記事では、実際に日本語教師として働いている2人が経験した失敗談をご紹介しました。
避けられる失敗は避けたいですが、失敗を0にすることはできません。
誰しも最初は失敗するもの。
改善を積み重ねて、一歩一歩成長していきましょう!
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